車買取査定のおすすめ業者とは?概算価格に騙されるな

車買取査定は頻繁に受けるものではないため、おすすめの業者と聞かれても知らない方が多いと思います。実際に車買取専門店の査定を受けた体験談をご紹介します。

あなたの愛車はいくら?

車買取査定のおすすめ業者や注意点をご紹介

車買取査定を受ける時に、全ての買取業者の査定を受けることは時間的にも難しいと思います。したがって、評判の良い業者などを調べて効率よく査定を受けることが短期間に良い金額で車を売却するコツになります。実際に車買取査定業者を調べて査定を申し込むまでの流れなど体験談をご紹介します。

なぜ車を売却することにしたのか

事故にあってしまったり、故障してしまったりということが車売却や手放しのきっかけという方もいると思いますが、今回の車売却の要因は車自体は気に入っていたものの、乗り降りが大変になってきたことが原因となっています。そのため、車自体はまだまだ乗れる状態でしたが、乗換えを検討することになりました。

売却予定の車はマツダのアクセラセダン

ちょうど2年前に新車で購入したアクセラセダンが売却予定の車です。この車を選んだ理由は、ロールがしにくくてトランクルームが独立している車が好きだからという理由からでした。車を購入する際は当然私は試乗をしています。ところが同乗することが多い妻は障害者ということもあり、購入当時体調が悪かったので、妻は試乗せずに購入してしまったのです。アクセラセダン自体の乗り心地も良く、私は大変気に入っていました。しかし、同乗機会の多い妻にとっては、車高があまり高くないセダンは乗り降りがしづらいということで、スライドドアの車に買い替えたいと言い出したのです。スライドドアの車は車高が高くてロールし易いので、私は断固反対で幾度とない夫婦喧嘩の末、力関係で妻に押し切られ乗り換えることとなりました。

複数の車買取業者に査定依頼をしたい

新車購入から約2年のアクセラセダンはまだまだ乗れる状態です。買取もつくのではと期待したため、複数の車買取業者で査定を比較したいと思い、今回一括査定を申し込むことにしました。

一括査定に申し込んだ理由

一括査定サイトで申し込みをしてみた理由は、下取り査定があまりに低く、買取業者の方が金額がつくと知人に教えてもらったからです。
乗り換えを決めてから、買いたい車はほぼ決まっていましたので、ディーラーに新車購入の見積りをお願いしており、試しにアクセラセダンの下取り価格も調べてもらいました。その結果、ディーラーの下取り価格は予想を遥かに下回る金額で愕然とし一括査定サイトで申し込みすることに。最近ネットでよく見かける一括査定という言葉。調べてみると以外と簡単に現在の査定額がわかること、複数の業者が競合するため買い替え時の下取りよりも高額となるケースが多いこと、あまり労力がかからないことなどメリットが多いと感じました。

一括査定サイトを利用して車の査定金額を確認

最近は車の一括査定サイトがたくさんありますね。どこのサイトを利用しようか悩みましたが、検索結果で一番最初に表示された一括査定サイトへ申し込みをしてみました。それからの電話対応と実車査定の対応をご紹介します。

電話が嵐のように架かってきた

一括査定サイトから車の情報を入力し、申込ボタンをクリックした途端に、本当に1秒も経たないうちに電話が鳴ったのです。これには本当に驚きました。1社目の
A社の電話対応は、とにかく査定概算金額は実車査定後と言われてしまい電話でのやりとりでは概算を聞くことも出来ず電話を切りました。次に連絡のあったB社はメールで査定金額の提示をお願いしたい旨を伝えると、了承し電話を切りました。その数時間後連絡があったC社は、走行距離が約4000キロで新車登録からちょうど2年という車はあまりにもデータが少ないため、相場価格というものがそもそも存在しない。個人的には大変魅力のある車なので、是非実際に車を見させてほしい。メールで概算金額を提示することは可能であるが、実際に査定をすると査定額が上がることも多いので、そこは期待してほしいという前向きな回答でした。

車買取業者から概算提示連絡がきた

概算提示はその日のうちに、これらの3社から概算金額のメールをもらうことが出来ました。概算金額は以下の通りです。

  1. A社:90万~115万円
  2. B社:76万~135万円
  3. C社:90万~120万円

一番高値を付けたのがB社でした。一般的には、査定概算金額の一番高い会社に実際の査定を依頼したくなるのが人間の心理だと思いがちですが、相場からかけ離れたような金額を出す業者は、査定実績を上げようとする余り、高めに出す傾向があり、実際の査定ではいろんな理由を付けて下げてくるケースが多いという話もよく耳にします。翌日にはA社の実際に担当する店から、車を見させてほしいとの電話があり、メール査定の金額が他社より低いことを伝えると、「当社は基本的にメール査定を低めに出しています。実際の査定では高くなるケースがほとんどですので期待して下さい。買取り後に不具合が見つかった場合にクレームを付けて買取り額を減額してくる会社もあり、中には契約解除をする会社まであります。当社には大手しか採用していないクレーム保証という制度があります。契約時に2万円を払って頂ければ、買取り後に万一不具合が見つかってもお客様が損をすることはありません。全て保険で補填されます。当社は信用と実績で右肩上がりで業績を伸ばしています。テレビCMなども力を入れており、実質的には業界ナンバーワンです 。」と自信ありげでした。

車買取査定業者を選択し実車査定

電話対応時の前向きな対応が良かったC社とアポを取り、自宅では近所の目もあるため、場所は近くのショッピングセンターの駐車場ということで実車査定の日程を決めました。その後、やはり1社では不安だったので、A社とB社にも連絡をしたのですが、自宅以外の場所での査定は行っていないということで諦めることにしました。最終的にはC社のみとなってしまいました。

車買取業者の実車査定日当日の流れ

複数社の中から、1社に絞込み実車査定をしてもらう日になりました。

実際の出張査定、査定ポイントは

約束の1時間前には待ち合わせ場所に行き、洗車、ワックス、車内清掃をして万全の態勢で臨みます。名刺を頂き、早速実査定に入ることになりました。
ボンネットを開けて事故歴がないか、溶接や塗装を行った形跡がないか、ドアの内側も含めて入念に点検をしていました。ボディに傷がないか、車内の汚れ具合などもチェックして写真に収めていました。私が社外品のディスチャージヘッドライトやLEDハイビーム、オプションのLEDフォグライトをアピールすると、感動していました。今はスタッドレスタイヤを履いていますが、純正アルミの夏タイヤも査定金額に含めてもらいました。

査定士はどうやって査定額を決めているのか?

査定士に査定額の相場をどう調べているのか聞いたところ、オートオークションでの買取り額をまず基本にしているとの回答でした。ただし、相場の参考にはしているもののこちらの車買取業者ではオークションに回すことはないそうで、買い取った車を自社で販売しているので、ある程度査定士の裁量にまかされているそうです。自社店舗での販売価格を設定して、利益を差し引いたものが大体の買取り額になるということです。

マツダ車は市場相場が少なく、査定額が付きにくい

アクセラセダンの15Cというグレード自体市場にデータがなく、マツダ純正のマツダコネクトというナビもついていないので、相場価格からかなり減額せざるを得ないということでした。トヨタ車のように海外で売れる車は、オークション相場よりも高値が付くこともあるそうですが、マツダ車なので頑張っても113万円という査定結果でした。純正のナビが付いていれば125万円位は付けられるそうです。オプション品などはプラス材料にはなりますが、結果的には買取り価格に反映はされていないようです。

新車から2-3年は査定額に与える影響はほとんどない

新車登録から2年と3年では価格にほとんど差は出ないそうで、恐らく1年後に査定してもあまり変わらないとのことでした。 事故無し、外装内装共に傷なし、車内の綺麗さなど、ケチを付けるところがないので、是非とも買い取りたいと査定士は頑張ってくれたのですが、社長の指示もありそれ以上の金額を引き出すことは出来ませんでした。私の想定金額とはかけ離れていた為、その場で売る決断は出来ませんでした。

査定士の対応はどうだったのか?

今回の一括査定において、実際は一社のみに依頼していたため比較業者はありませんが、1万円でも高く買い取って欲しいので、あたかも他社で査定をしてもらったかのような話をしてしまいました。そこは交渉術ということでご勘弁願いたいと思いますが、C社の査定士は諦めが良いというのか、無理に買取りしようという姿勢は見せませんでした。 会社に戻ってからもう少し詳しく調べてみて、値段が付けられる場合は連絡するといことで、しつこいセールスはありませんでした。

実際に車買取査定を受けてみた感想

車買取店に査定をしてもらった実際の感想をご紹介します。

できれば複数社の車買取業者の査定を受けたかった

時代の傾向と言ってしまえばそれまでですが、新車販売においてもセダン車の人気はありません。当然自動車メーカー各社も新型車の開発においてもセダンに力を入れる会社は少なく、ミニバンや軽自動車が売れる時代です。そういう状況下でセダン車を高く売るには、かなりハードルが高かったというのが最初に感じたことです。人気のない車、売れない車を買い取ることはある意味で買取り会社のリスクに繋がります。走行距離も短く、傷もなく、当然事故もなく、ディスチャージヘッドランプ、純正アルミホイール、LEDフォグランプ、ボンネットダンパー、寒冷地仕様などの純正オプションを付けているので、高い査定金額が付くと自信満々で臨んだ実査定も、見事に撃沈されてしまいました。「複数社による同時査定をすれば、もう少し高値がついたかもしれない」という査定士の言葉が頭から離れません。多い時には15社を同時に集めてセリ方式でやる人もいるそうですが、それはあくまで極端な例であって、条件さえ合えば数社による同時査定をしてみたかったというのが本音です。

車買取査定のおすすめ業者のまとめ

一括査定には当然メリットもデメリットもありますが、デメリットをある程度容認できる心を持って臨める人には良い方法だと思います。
個別に1社づつ査定をしてもらうよりも、複数社による同時査定の方が高値が出るケースが多いのではないでしょうか。アドバイスと言うにはちょっとおこがましいですが、今回の私の経験から言えることをまとめてみました。

  1. どの一括査定に申し込んでも、電話の嵐となることを覚悟して申し込むこと。
  2. 概算買取り金額には騙されないこと。
  3. 下取りよりも確実に買取りの方が高く売れる傾向があること。
  4. 可能な限り複数社を同時に呼び、競合させること。競合には一発方式とセリ方式がありますが、セリ方式の方が比較的高値となるケースが多いということ。
  5. 売りたい車が世間で人気があるかないか、売れる車かということを事前に分析しておくこと。
  6. 自分の車のアピールポイントを事前に整理しておき、査定当日は忘れず伝えること。
  7. ネットの口コミを真に受けず、真偽を確認すること。

これから一括査定を利用して車を売却する方々の一助となれば幸いです。

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